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(iii)ダイオード
ダイオードは、一方向に電流を流し、その逆方向の電流を流さない性質を持っている。この性質を利用して、交流を直流に変換したり、DCジェネレータに使用しているカットアウトリレーの働きもしている。
ダイオードは+の電荷を帯びた(+の電気を運ぶ)正孔を持つP形半導体と、−の電荷を帯びた(−の電気を運ぶ)電子を持つN形半導体が組合わされている。
?2・126図のようにP側に+を、N側に−をかけると、正孔および電子は矢印の方向に流れP形半導体とN形半導体の接合部に集り電流が流れやすくなる。
?逆に2・127図のようにP側を−、N側を+とすると正孔は−の方に引かれ、電子は+の方に引かれて正孔と電子は接合部から離れるように働き接合部 (ジャンクション)の抵抗は高くなって電流は流れない。

 

 

 

 

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